
イギリスの建築季刊誌BUILD主催の建築賞 BUILD Architecture Awards 2021 で Most Innovative Residential Architecture and Design Practice を受賞致しました。

明けましておめでとうございます。2020年は個人的にも自粛はもちろん、再び新潟市に拠点を移すなど生活の変化のあった年でした。設計の機会にも恵まれた2020年のプロジェクトを簡単に振り返りたいと思います。
2019年から設計を進めていた 001 | Room A が4月に竣工しました。築60年の木造住宅の部分的な改修プロジェクト。木造でありながら既存の鉄骨梁による広がりあるワンルーム空間を生かしたLDKに、生活のコアとなるキッチンカウンターを配置。壁面収納とパントリーに収納を集約し、キッチンカウンターを生活の中心に据えることで、将来の生活の変化に柔軟に対応する空間を目指しました。竣工写真を大学同期の鶴見哲也さんに撮って頂いたことも思い出深い出来事でした。

2020年後半には嶋田貴之さんと共同で新潟市西区の高密住宅地に、大きな庭に建つ離れ 002 | Garden Escape を設計しました。新型コロナウイルスの蔓延に伴い、新しい生活様式が謳われる中、”おうちリゾート”をテーマとした計画に関わる機会を頂けたことを大変嬉しく思います。築山の庭に囲まれたガラス建築は、身近な庭を最大限取り入れ、周辺環境と”いい距離感”を実現する建築の形を提案させて頂きました。
2021年もまた色々な設計に携わる機会が得れるよう、そして、良い建築を提案できるよう邁進していきたいと思います。皆様、本年もどうぞよろしくお願い致します。
間 遼一